実際にかかる医療費と、保険の有無を比べてみよう
ペットにかかる医療費で、もっとも高額なのが手術をともなう治療です。
手術に数日の入院となった場合、4、5万くらいは普通に掛かってしまいますし、場合によっては、何十万かかることもありますので、通院よりも、はるかに家計への負担は大きくなってしまいます。
ですが、ペット保険がもっとも効果を発揮するのが、この手術をした場合なのです。
こういった高額の医療費を実際に支払うことになったことをキッカケに、ペット保険の加入を検討される方が非常に多いですが、この高額な医療費に支払ったお金があれば、ペット保険に数年は入れてたかと思いますし、家計の負担も抑えられていたと思います。
そう考えると、なんだかとてももったいない気がしませんか?
とくに犬や猫を飼っていて、生涯手術をしないということは、ほとんどないと思います。
最近では、手術に特化した保険も出てきていて、例えばアイペットのペット保険「うちの子ライト」など月々980円〜の掛け金で、手術費用の90%を補償してくれるものもあります。
そもそも保険というのは、ケガや病気になってから入るものではなく、事前に備えるものです。
後から「入っておけばよかった!」と後悔しないために、ここでは、実際にかかった手術治療費の具体例を挙げて、ペット保険がどれだけ役立つものなのかを知っておきましょう。
実例1) 9歳 フレンチブルドック 骨折の治療に3泊4日の入院・手術で実際にかかった治療費
参考明細書
診察内容 金額
X線(2枚) 3,500円
血液検査 4,000円
入院料 2,500円
静脈点滴 5,000円
麻酔料 15,000円
手術料 100,000円
入院料 2,500円
X線(1枚) 2,000円
入院料 2,500円
内服薬 2,500円
合計 139,500円
保険に入っていない場合の 自己負担額 | 補償率70%の保険に |
補償率90%の保険に |
---|---|---|
139,500円 |
41,850円 |
13,950円 |
いかかでしょうか?
ちなみに、犬の手術で最も多いのが、この骨折になります。
ですが、このような場合でも、ペット保険に加入していれば負担額を抑えることができ、補償率90%のプランなら、実際にかかる負担額は1割まで抑えることができるのです。
実例2) 5歳 ウェルシュコーギー 異物誤飲の治療に1泊2日の入院・手術で実際にかかった治療費
参考明細書
診察内容 金額
麻酔料 30,000円
内視鏡検査料(異物摘出) 150,000円
点滴料 8,000円
入院料 2,000円
レントゲン検査 25,000円
血液検査 12,000円
内服薬 3,500円
合計 230,000円
保険に入っていない場合の 自己負担額 | 補償率70%の保険に |
補償率90%の保険に |
---|---|---|
230,000円 |
69,000円 |
23,000円 |
誤飲は、犬の手術理由ランキング2位です。
ペットの手術では、このように数十万円かかるようなケースが、めずらしくありません。
とくに若いペットの場合には、元気に走り回って骨折してしまったり、好奇心旺盛で何でも口に入れてしまったりといったことが多いですし、また、高齢のペットでは、病気が重い場合などで手術が必要になることはよくあります。
ガンの治療にいたっては、50万円くらいかかることだってあるのです。
万が一のときに、高い治療費を気にして十分な治療を受けさせてあげられないなどという事は、家族の一員として考えたくはないと思います。
ペットも高齢化が進んでいて、以前よりも平均寿命が伸びています。
寿命が延びているということは、病気の発生率も高くなり、お医者さんにかかる機会も増えるわけです。
人間社会と同じように、高齢化がすすんだペットたちの為にも、保険を利用して、病気やケガに対する医療費を少しでも安くして、飼い主の負担を少なくすることが必要になってくると思います。
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